発表目次 概要集
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建築デザイン系企画
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第2回 建築設計競技 「店舗併用住宅」
昭和の初期、交通の要である鉄道の駅や船の港を中心として商店街が発達し、駅前や港は商業の中心となり大変賑わっていた。当時の商店街には、店舗併用住宅が 多く立ち並び、商業が盛んな地域でもありながら生活の拠点にもなっていた。その後、自動車の普及に伴い、平成に入ってからは郊外に多くの大規模ショッピン グセンターが建設された。一方、生活用品や食料品を中心に扱っていた個人商店に代わり、情報ツールを兼ね備えたコンビニエンスストアが商業地域から住宅街 まで広範囲につくられるようになった。昨今は、ネット販売も盛んになり、自宅で買い物をする時代へと急激に変化するなど、生活に必要なものの購入方法が時 代と共に大きく変化している。
最近、住宅街に小規模なカフェコーナーがある雑貨店、パン屋、立ち飲み屋、古着屋、動物病院、こども施設など、様々な店舗併用住宅を多く見かけるように なった。駅前の商圏範囲から外れてしまうが、これらの利用者には、近隣住民のみならず、雑誌やテレビ、ネット上の情報を頼りに来店している人も多い。個人 が持つ情報端末(スマートホンやタブレット、パソコンなど)の普及により、店舗併用住宅に新しい時代が到来している。
店舗併用住宅とは何だろう。職住が隣接することにより家族や夫婦で過ごす時間が増える。ライフスタイルとして何を大切にするのか、家族の暮らしについて もう一度見つめ直して欲しい。さらに、日々の暮らしと店舗経営を実現するためには総合的な視点も求められる。来客や家族のみならず、地域特性を生かすこと で近隣住民にとっても心地よい店舗併用住宅の提案をして欲しい。
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入賞作品プレゼンテーション
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【日 時】 令和元年8月23日(金) 15:45 ~ 17:00
【場 所】 本館3階R2教室
【日 時】 令和元年8月24日(土) 15:00 ~ 16:00
【集合場所】 国立西洋美術館前(JR上野駅公園口) 午後2時50分集合
【費 用】 会員は無料 (会員外は500円)
【募集定員】 15名程度 建築ガイド(解説時間 約20分)にて解説予定。 -
E-1 | 建設業一次下請企業の社員教育実施とこれからの課題2 | 京都府左官技能専修学院 | 杉本 誠一 |
E-2 | 専門職大学から見た職業訓練と職業教育の位置づけにかかる一考察 | 秋田職業能力開発促進センター | 平野 直樹 |
E-3 | 中小ゼネコンの技術者育成と建設業における女性活躍の現状と課題 | 株式会社松下産業 | 齋藤 朋子 |
E-4 | 次世代にリーダーとなる担い手大工の人材育成について | 岩手職業能力開発促進センター | 的野 博訓 |
E-5 | 3Dマイホームデザイナーの出前授業について | メガソフト株式会社 | 吾妻 恭臣 |
E-6 | 埼玉県ときがわ町産スギ平角材の乾球温度35℃一定の低温乾燥について | 職業能力開発総合大学校 | 定成 政憲 |
E-7 | 教育連携による工業高校課題研究実践報告 | 山形県立産業技術短期大学校 | 江川 嘉幸 |
E-8 | 鋼構造模型と鋼構造製作施工を用いた鋼構造教育の教材開発 | 職業能力開発総合大学校 | 奥屋 和彦 |
E-9 | 生活者の視点を重視した商品開発の事例報告 | 九州女子大学 | 森永 智年 |
E-10 | 薄鋼板パネルの繰り返し載荷に関する報告 | 一般財団法人ベターリビング | 津田千尋 |
E-11 | 意匠・構造・環境・設備を統合した実践的な住宅設計技能習得のための教材開発 | 職業能力開発総合大学校 | 和田 浩一 |
E-12 | 建築設計実習の効果的指導方法に関する研究 | 関東職業能力開発大学校 | 小野寺愛美 |
E-13 | 歴史的建造物 長慶寺薬師堂の復原考察 | ものつくり大学大学院 | 渡部 雄貴 |
E-14 | 建築物の維持保全と調査・診断に関する教育訓練の実践 | 九州職業能力開発大学校 | 磯野 重浩 |
E-15 | 宮城県登米市涌谷神社社務所基本計画案 | 東北職業能力開発大学校 | 星野 政博 |
E-16 | 「まちライブラリー」創設にむけて | 四国職業能力開発大学校 | 山下世為志 |